ここに来て長野県でも新型コロナ感染者激増で、全県で”蔓延防止重点地区指定”が決定的になってきました。
その結果、今年長野県で予定されている2大イベント、『善光寺御開帳』と『御柱祭』の開催も危ぶまれる事態です。
今朝の最低気温は-11℃で、この寒さで諏訪湖の”御神渡り”が近日中に出現しそうだという報道もありますが、こちらも“見物自粛”となりそうですね。
さて昨年はコンニャク芋が豊作で、コンニャクに加工出来る3年生の芋が沢山収穫出来ました。
又4年前から導入した質の良い品種への切り換えが進んで、昨年収穫した芋のほとんどが新品種となったお蔭で、当たり外れなく美味しいコンニャクが出来上がるようになりました。
しかし品種が代わっても”生芋コンニャク”の加工は相変わらず大変です。
その為暫く前から加工合理化を進めています。
今回その一環でコンニャク作り用の道具の改善をしました。
①摺り卸し器改善
”浸漬法”で作る生芋コンニャク作りも今年で8年目となりました。
そのコンニャク作りの最初の行程がコンニャク芋の摺り卸しです。
最初の頃はミキサーも使った事がありましたが、機械を使うとどうしても食べた時の食感が良くありません。
そこで”卸し金”を使っています。
その”卸し金”はステンレス刃ですが流石に8年間も使い続けているので先端が丸くなってきて、ただでさえ摺卸し作業が大変なのですが、ここに来て余計時間が掛かるようになってしまいました。
そこで卸し金を新調しました。
<新旧卸し金: (上)8年間使った旧卸し金、(下)新調した卸し金 >
卸し作業には、鍋の上に固定出来る治具を使っています。
その固定治具は卸し金の形状に合わせて作った専用の板なので、そのままで使える同じ形状の卸し金が欲しかったのですが、HCやNETでも、昔の様な全て金属製の卸し金は見つかりませんでした。
仕方なくHCで卸す部分だけステンレスで出来ているものを購入してきました。
その為これまで使っていた治具を修正して、新しい卸し金が使える様に改造しました。
<新卸し金と固定板: 一応旧卸し金も使えます>
新たな卸し金は刃が鋭い事と、刃の面積が広くなった効果も大きく、これまでの半分程の時間で作業が出来ました。
②成型器の改善
次に”成形工程”と”切り分け工程”の改善を行いました。
”切り分け工程は”昨年末ブログ投稿した治具(刃具)を使っています。
これが非常に具合良い事が分かりました。
しかし今成形型として使っている”流し型(角バット)”が長方形である為に、切り分け治具は長さの違う2種類が必要でした。
またこの成形型は周囲の壁面が斜めなので、出来たコンニャクの形状が台形となって見栄えが良くありません。
そこで今回正方形の流し型を新調しました。(□30cmの”寒天流し型”です)
型が正方形になったお陰で、切り分け治具も縦横共用の1種類だけで良く、便利になりました。(切り分け治具も今回新規製作)
<コンニャク製造器材: 型の中に全て収納可能 >
更に加熱練り後の冷却を、自然冷却から扇風機での強制冷却に変更したことでこちらも更に40分程時短ができました。
以上の改善が出来た結果、従来1回のコンニャク作りで4時間程掛かっていたのが、3時間強で完成できるようになりました。
そう言っても、コンニャク作りは”半日仕事”である事には変わり無く、腰を上げるのも億劫なのですが、これで少しは腰が軽くなると思います・・・!!??
2022.01.22
その結果、今年長野県で予定されている2大イベント、『善光寺御開帳』と『御柱祭』の開催も危ぶまれる事態です。
今朝の最低気温は-11℃で、この寒さで諏訪湖の”御神渡り”が近日中に出現しそうだという報道もありますが、こちらも“見物自粛”となりそうですね。
さて昨年はコンニャク芋が豊作で、コンニャクに加工出来る3年生の芋が沢山収穫出来ました。
又4年前から導入した質の良い品種への切り換えが進んで、昨年収穫した芋のほとんどが新品種となったお蔭で、当たり外れなく美味しいコンニャクが出来上がるようになりました。
しかし品種が代わっても”生芋コンニャク”の加工は相変わらず大変です。
その為暫く前から加工合理化を進めています。
今回その一環でコンニャク作り用の道具の改善をしました。
①摺り卸し器改善
”浸漬法”で作る生芋コンニャク作りも今年で8年目となりました。
そのコンニャク作りの最初の行程がコンニャク芋の摺り卸しです。
最初の頃はミキサーも使った事がありましたが、機械を使うとどうしても食べた時の食感が良くありません。
そこで”卸し金”を使っています。
その”卸し金”はステンレス刃ですが流石に8年間も使い続けているので先端が丸くなってきて、ただでさえ摺卸し作業が大変なのですが、ここに来て余計時間が掛かるようになってしまいました。
そこで卸し金を新調しました。
<新旧卸し金: (上)8年間使った旧卸し金、(下)新調した卸し金 >
卸し作業には、鍋の上に固定出来る治具を使っています。
その固定治具は卸し金の形状に合わせて作った専用の板なので、そのままで使える同じ形状の卸し金が欲しかったのですが、HCやNETでも、昔の様な全て金属製の卸し金は見つかりませんでした。
仕方なくHCで卸す部分だけステンレスで出来ているものを購入してきました。
その為これまで使っていた治具を修正して、新しい卸し金が使える様に改造しました。
<新卸し金と固定板: 一応旧卸し金も使えます>
新たな卸し金は刃が鋭い事と、刃の面積が広くなった効果も大きく、これまでの半分程の時間で作業が出来ました。
②成型器の改善
次に”成形工程”と”切り分け工程”の改善を行いました。
”切り分け工程は”昨年末ブログ投稿した治具(刃具)を使っています。
これが非常に具合良い事が分かりました。
しかし今成形型として使っている”流し型(角バット)”が長方形である為に、切り分け治具は長さの違う2種類が必要でした。
またこの成形型は周囲の壁面が斜めなので、出来たコンニャクの形状が台形となって見栄えが良くありません。
そこで今回正方形の流し型を新調しました。(□30cmの”寒天流し型”です)
型が正方形になったお陰で、切り分け治具も縦横共用の1種類だけで良く、便利になりました。(切り分け治具も今回新規製作)
<コンニャク製造器材: 型の中に全て収納可能 >
更に加熱練り後の冷却を、自然冷却から扇風機での強制冷却に変更したことでこちらも更に40分程時短ができました。
以上の改善が出来た結果、従来1回のコンニャク作りで4時間程掛かっていたのが、3時間強で完成できるようになりました。
そう言っても、コンニャク作りは”半日仕事”である事には変わり無く、腰を上げるのも億劫なのですが、これで少しは腰が軽くなると思います・・・!!??
2022.01.22
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